歯磨きは家族で！一生自分の歯でいるために必要なこと

早ければ3歳あたりから虫歯を気にする方が徐々に増え、小学校中学年になると痛みをかかえるケースもあります。特に珍しくない光景ですが、そもそも虫歯とは何を指しているのでしょうか。

虫歯というのは一般的に呼ばれている名称であり、ミュータンス菌という細菌の仲間です。このミュータンス菌は糖分をエサにどんどん増殖するだけでは無く、酸を排泄します。酸が付着した歯のエナメル質は少しずつ溶けて行き色が茶色く変色します。この状態を私達は虫歯と呼んでいます。

この時点でミュータンス菌を除去し口腔内の環境を整えれば問題はありませんが、放置していると酸が歯の根っこである神経に到達します。神経はとても敏感なので常に痛みを感じる様になり、ケースによっては神経自体を抜かなければなりません。

神経を抜くと歯が脆くなったり変色しやすくなったりするデメリットがあります。神経自体が腐食すると痛みを感じる事はありませんが、今度はミュータンス菌が顎の骨やその隙間を通っている毛細血管に達します。ここまで来ると完治は不可で、継続的に膿を出す治療を行わなければなりません。血管に入ってしまうと血管自体が脆くなるので糖尿病などにかかりやすくなるリスクがあります。

「たかが歯」と思っているか知れませんが、全身に到達し様々な悪さをします。そうならない為にも家族でケアをしてみませんか？セルフケアはもちろんの事、年齢に合わせたケアにも着目しているので老若男女に役立つ情報です。